MINOLTA MC TELE ROKKOR-PF 135mm F2.8 古いマニュアルカメラ用のジャンクレンズです。ずっしりと重たいです。組み込み式のフードが内蔵されています。
レンズ内部がかなり汚れています。
レンズフードを伸ばして、下に隠れているイモネジを2本外します。
ヘリコイドより後ろ側とイモネジのある鏡筒とをねじって回して外します。この時いくら力を入れて回してもびくともしません。グイグイ回していると、右回りに回すとやっと外れました。いわゆる逆ネジだったのです。
鏡筒を外すと中にレンズ群が現れます。
これも、4本のネジを外すと、レンズ群全体が抜き取れます。ネジは接着剤できつく止められています。
後玉群をねじって外します。回して外せるところは接着剤できっちり止められていますので、メチルエチルケトンで溶かしながら外します。後玉群は全面とも無水エタノールで、きれいになりました。
絞り羽は、油シミもなく綺麗ですので、このままにしておきます。
前玉群を外します。これまた接着剤でがちがちに固められていました。
フロント側の絞りもとても綺麗です。
前玉群の後ろのレンズ押さえを外して、レンズを取り出します。こちらは軽く拭き取るだけで大丈夫でした。
さらに、前群を後ろからばらしていきます。無水エタノールだけできれいになりました。
前群の前から2枚目です。
張り合わせレンズになっています。
この張り合わせ面が劣化しバルサム切れを起こしているようです。これ以上はあきらめて、元通りに組み戻していきます。
最前面のレンズの拭き傷と2枚目3枚目のバル切れは、どうしようもありませんが後はだいぶ綺麗になりました。
古いレンズは、作りがしっかりしていて良いのですが、結構ずっしりと重たいところがどうなんでしょうか。
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